むし歯の成り立ちと治療
歯は食事のたびにカルシウムやリンなどのミネラルが溶け出しています。(脱灰(だっかい)) 同時に溶け出したミネラルはだ液によって元に戻ります。(再石灰化) この脱灰と再石灰化のバランスが崩れると、むし歯になります。 |
![]() |
むし歯は進行程度や痛みの有無によって治療方法が異なります。 ごく初期のむし歯(右図の白色部分)で回復が期待できるものは、ブラッシング指導とフッ素塗布を行います。 |
![]() |
回復が期待できない場合は、むし歯の部分を削って歯の色をしたレジン(樹脂)をつめます。 | ![]() |
深いむし歯で歯の神経まで進んでいるものは、麻酔をして神経を取り除きます。 さらに歯根の中を消毒して、薬をつめます。 |
![]() |
広範囲のむし歯でレジンでは強度が足りない場合は、むし歯を削った後に型をとって銀歯やかぶせものをつくります。 | ![]() |
歯根の先まで進んだむし歯は抜歯します。 |
抜歯後の治療については入れ歯のページを参照してください。
歯の寿命をのばすためには、できるだけ歯を削らないことが大切です。
そのため、可能なら極力レジンで治療するようにしています。
また、歯根の治療の良し悪しが、その歯の寿命に大きく関係するため歯根の治療は特に重点をおいて行います。